500万円をなんとか30歳近辺で蓄えたけども、
今後結婚・出産・子育てと費用が毎年嵩むことを考えると、
最低でも1000万円という資産を蓄えておきたいと、
考えられる方も多いのではないでしょうか。
今回は500万円という資産を大きく増やす為に必要な考え方と、
大きく増やす為に必要な投資先を紹介していきたいと思います。
500万円を年率3%で運用して24年目に1000万円に確実に狙う投資先:米国債
え??24年もかかるのと驚かれたかたもいらっしゃると思いますが、
残念ながら年率3%で運用しても僅かずつしか増えていかず大きな年数を要することになります。
しかし定期預金の利回りが大手銀で0.1%、利回りが高いネットバンクでも0.3%ということを考えると、
3%を確実に狙えるとしたら儲けもんですよね。
今現在3%程度の利回りを確実に狙うことができる投資先は米国債と米国社債です。
現在米国は経済が拡大基調の為、インフレ率が上昇してきていることもあり、
米中央銀行による利上げ局面となっており、オーストラリアを抜いて
先進国で最大の利回りを実現しています。
確実といっても米ドルベースなので為替を加味すると上下する可能性がありますが。
今後日本で財政破綻型の円安が発生する可能性があることを考えると、
通貨分散も行うことが出来る有望な投資先ということが出来ます。
難点としては決められた期限で保有すれば元本は保証されますが、
決められた期限内で売買を行えば株と同様にキャピタルロスを被る可能性はある点ですが、
反対にキャピタルゲインを得る可能性もあるので一長一短といったとことですね。
米国債は楽天証券やSBI証券といったネット証券でも気軽に購入することが出来ます。
以下は2018年10月下旬現在の楽天証券で取引できる米国債・社債ですが2%台~4%で取引されており、
組み合わせることにより3%の利回りを達成することが出来ます。
500万円を年率7%で運用して10年目に1000万円を狙う投資先:バンガード社ETF
次に少し利回りを挙げて年率7%で運用したとする場合、10年目に1000万円を達成することが出来ます。
先程の3%と比べて半分以上に期間を圧縮することが出来ますね。
先程のように確実に達成とすることは出来ませんが、ある程度確度高く実現する方法として、
歴史と実績ある米国の株式市場への投資が有力な候補として挙げられます。
米国の株式市場に投資する方法としてバフェットも推薦しているバンガード社のETFがおすすめできる投資先です。
その中でもVTIは最も定評のあるETFで米国の株式市場の時価総額の99%以上をカバーしています。
同じくVOOも米国株式市場への投資を行うETFですがS&P500指数構成の大型銘柄500社なのに対して、
VTIはほぼ上場銘柄全てをカバーしている点が大きな特徴です。
パフォーマンスは殆ど変わらないのですが、景気に影響されにくい小型・超小型株を含んでいることから、
下落時にVOOより耐性が強いという強みがあります。(一方、好況の時は若干VOOに劣るわけですが、)
設定された2001年からの平均年率が18年間で7.15%であることからも、
長期的に7%程度のリターンを期待することが出来ます。
ITバブルやリーマンショックを経験してこの数値というのは期待できますよね。
また米国の株式市場は1870年代からほぼ一定の利率で長期的にみて同じ比率で、
上昇しているので歴史的に考えても7%の利回りを目指すのであればVTIが有力な選択肢となります。
500万円を年率10%~20%で運用して4年目~8年目に1000万円を狙う投資先:ヘッジファンドの性格を備えたPEファンド
市場平均以上の利回りを期待するのであれば、ハーバード大学やイェール大学などのエンダウメントが、
70%程度の割合で組み入れているオルタナティブ投資を組み入れる必要があります。
☞ オルタナティブ投資の種類とメリット・デメリットを徹底解説
☞ 資産分散を行い市場平均をオーバーパフォームする投資ポートフォリオを組成する為の考え方
オルタナティブ投資に中でも、最も高いパフォーマンスをだしているのはPEファンドで、
ハーバード大学やイェール大学もポートフォリオの中に最大ポーションとして組み入れています。
PEファンドについてはPEファンドとは?投資手法・成績等知られざる実態を解剖でお伝えしていますが、
以下日銀の資料でも明らかになっている通り、市場平均やヘッジファンドに対しても、
有意にプラスの成績をおさめ続けています。
PEファンドは上場されていない未公開株の株を購入し経営権を取得し、
企業価値を向上させた後に高値で売却するバイアウト型が殆どで、
一般に皆さんが想定される上場前のベンチャー企業に投資するベンチャーキャピタル型と様相が異なります。
☞バイアウトファンドとベンチャーキャピタルの違いをわかりやすく解説ーPEファンドの種類毎比較-
PEファンドの欠点としては有望な投資先が見つからない分については、
待機資金となってしまう点なのですが、私が投資を行っているPEファンドでは、
待機資金については年率10%程度の運用実績があるバリュー株投資で運用を行い、
無駄なく資産を増やしてくれています。
ヘッジファンド型の運用を取り入れたPEファンドに興味のある方は、
紹介することも可能ですので、お問合せ頂ければと思います。
500万円を年率100%で運用して5年目に3000万円を狙う投資先
先程紹介したPEファンドが手堅く狙えるうえで十分な投資先ですが、
更に高い利回りを狙うのであれば100万円から投資できるバングラデシュ不動産も、
有望な選択肢として浮上してきます。
バングラデシュ不動産はいうなれば高度経済成長期黎明期、つまり1960年代の不動産価格が急騰した、
日本の不動産に遡って投資を行う投資法です。
現在のバングラデシュと1960年の日本は経済水準・増加する人口といった点で酷似しており、
現在開発予定地に投資を行うことにより、隣町の地価まで上昇するだけで6倍程度のリターンを、
得ることが期待出来ます。
またバングラデシュ不動産は新興国の不動産としては珍しく『土地そのもの』に投資することが出来、
現地人の需要も取り込むことが出来る点が更に魅力を高めています。
500万円を資産運用を行い1000万円を目指す投資法のまとめ
500万円を1000万円にするためには狙う利回り毎にかかる時間が異なり、
投資先も異なってきます。
3%で運用すれば24年☞☞☞米国債・米社債
7%で運用すれば10年☞☞☞米国株ETFのVTI
10%~20%で運用すれば4年~8年☞☞☞ PEファンド (オススメ)
ご自身の若さやリターンへの渇望度合いに応じて、投資先を検討頂ければと思います。