所有資産別資産運用

世は令和時代!資産運用の必要性を4つの観点からわかりやすく徹底解説!

日本人は何故か元本保証がついていない投資が嫌いですよね。

しかし投資を行い資産運用をしない限り、現在の日本では所得を向上することが出来ず、

世界の中でどんどん貧しくなっていってしまうことが明白です。

本日は何故日本において今後資産運用を行う必要性について詳しく紐解いていきたいと思います。

 

資産運用(投資)の必要性①:減少する可処分所得

皆さんバブル崩壊以降の30年間日本の可処分所得が増加していないどころか、

減少しているという事実をご存知でしょうか。

以下はこの10年間の平均給与なのですが、10年でみても減少していますね。

資産運用(投資)の必要性①:減少する可処分所得

 

 

世界でも10年間で給与が減少する国なんでなかなかありませんよね。

如何に日本がひどい状況であるかが分かりますね。

寧ろ最高益を更新しているにも関わらずベースアップを実現しない日本企業の、

体質が問題であるといえます。

私は海外駐在経験があるのですが、現地の方の給与は毎年上昇していき、

それに応じて目に見えて物価も上昇していきました。

 

更に以下ご覧頂きたいのですが、今でも十分に高い社会保障費ですが今後給与に占める社会保障費は、

右肩上がりに上昇していくことが想定されています。

 

社会保障負担

 

給与は横ばいか下降気味で、税金が増えていくの今後も可処分所得は減少していくことが見込まれています。

今の若い世代には絶望的な未来ですよね。

 

企業の利益に貢献しても給与で払わないのが日本企業の悪しき体質である以上、

少しでも豊になりたいのであれば、がむしゃらに働くよりも資産運用で自ら資産を構築するしか方法がないのです。

 

資産運用(投資)の必要性②:歴史が証明する資本収益率(r) > 給与成長率(g)の関係ートマ・ピケティの21世紀の資本論ー

先程の補完でもあるのですが、歴史的に給与所得の向上よりも資産運用の収益の方が、

高い効率を挙げられることがノーベル経済学賞を受賞したトマ・ピケティの話題作、

『21世紀の資本論』で証明されています。

 

以下がトマ・ピケティの論文の有名な図なのですが、

Pure rate of return to capital (r) は投資によってどれだけのリターンを得られるか、

Growth rate of world output (g) は給与の上昇率を示しています。

 

資産運用(投資)の必要性②:歴史が証明する資本収益率(r) > 給与成長率(g)の関係ートマ・ピケティの21世紀の資本論ー

 

<引用:Thomas Pikkety「21世紀の資本論」>

 

『21世紀の資本論』は以下の関係が常に成り立つことをしめしているのです。

 

資本収益率 r  >  給与の成長率 g

 

つまり仕事で頑張って給与を上昇させるよりも、

正しい資産運用を行ったほうが効率よく資産を構築することが出来るのです。

 

 

コラム 昔の日本人は投資が好きだった

日本人といえば投資が嫌いというイメージがあります。

 

しかし、先日旅行の飛行機の中で今話題の漫画『インベスターZ』を読んでいて、

日本人は元来投資が好きな民族であるという記述に驚きました。

高校時代に世界初の米の先物取引が大阪の堂島で行われていたことを聞いていました。

 

昔の日本人は投資が好きだった

 

更に無尽というシステムを使って一般人が出資をして企業の事業に投資を行っていたということに驚きました。

 

確かに明治時代の偉人も米の投資や本多静六のように株で資産を築いた方が多いことからも、

日本人は元来投資が好きであることが分かります。

 

第二次世界大戦によって戦費を賄う為に国民に国債購入を促したことが、

日本国民を投資から貯蓄に考え方を180度変えさせてしまったのです。

 

資産運用(投資)の必要性③:発生する確度が高いインフレから資産を守る

次に資産運用を行う理由にインフレがあります。

インフレとはモノの価値が現金に対して上昇することです。

つまり現金の側からみると、現金の価値がモノの価値に対して相対的に減少する、

現象のことを指します。

 

今まで100万円で買えていたものが、200万円となれば同じお金を保有してても、

貧しくなってしまいますよね。

 

つまり現金を現金のまま保有していること自体が、

実質的な貴方の資産が減少することになってしまうのです。

 

以前日本銀行の金融政策が2%のインフレ率を目標としている理由でお伝えしている通り、

日銀はインフレを引き起こすことによって経済成長を促しています。

 

更に日銀がインフレを発生させることに失敗したとしても、

日本政府の借金総額は取り返しがつかないところまで来ており、

 

財政破綻の危機に陥った国が辿った道を辿ることになり、

借金を事実上減免する為に自然の成り行きで確実にインフレが発生します。

 

資産運用(投資)の必要性④:気持ちの面で前向きになれる

ここまでは実質的に資産運用が必要な理由を説明していましたが、

次は精神面での資産運用の必要性について説明していきたいと思います。

 

例えば貴方がサラリーマンであるとして、給与テーブルが決まっていて

貰えるお金が決まっているとすると、今後税負担が更に増えて可処分所得が減少することを考えると、

資産を増やす為には支出を切り詰めていくしかないのです。

 

考えるだけで気が重くなりますよね。

最早なんの為に労働をしているのか分からなくなり自暴自棄になってしまうこともあるでしょう。

 

しかし資産運用で給与とは別にお金を増やすことが出来れば、

支出も我慢せずにできるようになりますし、

 

収入の柱が増えることにより会社に過度に依存した精神状態になり、

会社に必ずしも、しがみつく必要性が希薄化していくことになります。

 

資産運用(投資)の必要性のまとめ

資産運用は以下の4点から確実に必要となります。

 

  • 増加しない寧ろ減少傾向な日本人の可処分所得
  • 給与上昇率に対して高い資本収益率
  • 確度の高いインフレへの対策
  • 精神的に前向きな心を手に入れることができる

 

資産運用を恐れてジリ貧の人生を歩むのではなく、

積極的に行って明るい未来を手に入れる為にも今の日本人には特に、

資産運用の必要性が高いということができるでしょう。

 

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